冬の暖房器具は何を使っているでしょうか。なんとなくエアコンは高いと思っている人もいるかもしれません。実は暖房器具の定番、電気ストーブの電気代のほうが高く、1時間当たり約27円もかかります。1日8時間つけるとそれだけで月当たり6,000円以上になる計算です。
一方でオイルヒーターの場合は中のオイルを温めるために電気を多く消費するものの、温まってからは消費が少なくなります。デロンギによると10畳のリビングに使用した場合、通常運転での電気代は1時間約18.2円です。
こたつは強にして4.3円、弱で2.2円ですが、部屋全体を暖めるわけではありません。高いと思われがちなエアコンの電気代は2.8円~39.9円です。ただし、エアコンは短時間で部屋全体の温度を上昇させることができます。そのため最大消費電力で稼働している時間は少ないでしょう。同じ空間をストーブで暖めるより経済的です。
暖房器具は特性を理解して使い分けることがポイントです。空間全体を暖めたい場合はエアコンや床暖房、人がいる場所は電気ストーブやこたつ、ホットカーペットなどを利用しましょう。暖房器具の中には温風や消費電力を調節できるものもあるので、寒さに合わせて細かく温度調節すると節約できます。
冬電気代平均
冬の電気代を解剖!冬の方がエアコンの電気消費量が高いことが分かります。(資源エネルギー庁)
冬のエアコン暖房が夏のエアコン冷房よりも多くの電力量を消費するのは、屋内と屋外の温度差が冬はより大きいため。冬のエアコン代を節約するには、設定温度を低めにすることが必須です。設定温度を21℃から20℃へ変更するだけで、年間約1,170円の節約に!
【エアコン暖房は「自動運転モード」】
冬にエアコンがもっとも電力を消費するのは、室内を設定温度にするまでの間。「自動運転モード」にしておくと、設定温度まで一気に温度を上げ、その後は自動で送風運転に切り替わるので一番の節約になります。「弱風モード」は一見すると消費電力量が少ないように思えますが、じつは室内を温めるまでに余分な電気代がかかってしまうので要注意です。
【 窓の断熱対策をする】
ガラスとアルミサッシの窓は、せっかくエアコンで暖めた室内の温度を外へ逃がしてしまいます。カーテン、断熱シート、2重窓などで断熱対策をすると、冬の暖房にかかる電気代の節約になります。
寒さが厳しくなる冬場は、暖房器具を使ってもなかなか部屋が暖まらないことがある。部屋が暖まらないからといって、暖房を使いすぎると電気代がかさんでしまう。寒さを我慢していると体調を崩しかねないが、電気代を節約したい場合はどのような対策を取ればいいのだろうか。
暖房器具だけで部屋が暖まらない場合、原因はどこにあるのだろうか。寒さの原因を突き止めて、暖房器具に頼らない防寒方法を紹介!!
『部屋が寒い原因って?』
寒さの原因は主に窓、壁、床がある。部屋を閉め切っていても寒くなるのは、どのような理由なのだろうか。
主な理由としては、窓や壁から室内の暖気が外に逃げていくことが挙げられる。また、暖かい空気は部屋の上の方にいってしまうため、冷たい空気が下の方に溜まり、床も冷たくなってしまう。
また、物件の築年数でも寒さに違いが出る。新しい賃貸物件では、しっかりとした断熱対策が取られている場合が多いが、古い物件になると断熱対策が十分でなく、さらに窓のパッキンの劣化からすきま風が入ってくる場合がある。