代表的な暖房器具のひとつであるエアコン。エアコンはヒートポンプ技術によって、温風または冷風を送っています。室外機から集められた空気中の熱は、冷媒の「圧縮して温まり、膨張して冷たくなる性質」を使って、室内機から放出されます。
だいたいの目安にはなりますが、エアコンの1時間あたりの電気代は、暖房時には約3円〜約40円前後が一般的です
電気代は、エアコンの設定温度や住宅タイプ、電力会社との料金設定で変わるので、正確な金額は算出できませんが、1時間あたりの電気料金は、消費電力（kW）×1kWhあたりの電気料金の計算式から割り出すことができます。
この際に、目安単価の27円/kWhを基準（全国家庭電気製品公正取引協議会に記載）にして計算すると便利です。この27円とは、1000Wを1時間使うと、目安として27円の電気代がかかるという数値を表しています。
電気ストーブ
電気ストーブは、ヒーター部分に電気を通して発熱させることで、周囲に熱を放出する暖房器具です。一口に電気ストーブといっても、熱の出し方や素材によって、セラミックヒーター・オイルヒーター・パネルヒーター・カーボンヒーター・ハロゲンヒーターというように種類を分けられます。
電力をメインにして動く電気ストーブは、やはり電気代が多くかかってしまう印象が強いですよね。
一般家庭用の電気ストーブは、主に300Wから1,200W仕様のモデルが多く販売されています。この電力から考えると、1時間あたりの電気代は約8円～約32円です。
灯油ストーブ
灯油ストーブは、石油ストーブとも呼ばれている暖房器具で、灯油を燃料にして暖を取る暖房器具です。芯のような繊維が灯油を吸い上げていき、灯油を気化させて点火します。灯油ストーブの運転には電力が不要で、灯油がある限りは暖かさが持続します。
灯油ストーブの性質上、電気代の比較はできませんが、代わりに灯油代を算出すると、1時間あたり約17〜18円分が一般的な灯油代の目安です。ただし、灯油代は時価で変動するため、この数字はあくまでもおおよその目安と理解しておきましょう。