節電するには家電の使い方を意識することが大切ですが、それ以外にも次のような工夫でより効果的に電気代を節約する方法があります。具体的に見ていきましょう。古い家電製品を買い替える窓の断熱などで、外気の影響を受けにくくする電気代がかかる時間帯は外出する冷却・保温グッズを使用する電力消費量をこまめにチェックする
古い家電製品を買い替える
古い家電製品を新しいものに買い替えることで、大きな節電効果を期待できます。前述のとおり、10年前と今の家電製品を比較すると、冷蔵庫では約40~47%消費電力を抑えられます。また、照明では約86%、テレビでは約42%省エネ化されており、照明では白熱電球からLED電球への変更で年間20,000円近い節約になることも上で解説したとおりです。
窓の断熱などで、外気の影響を受けにくくする
窓のサッシを樹脂サッシやトリプルガラスに変えることで、断熱性を高めることができます。外気の影響を受けにくくなるのはもちろん、暖めた室内の空気が外に逃げにくくなり、冷暖房効率が上がることから、エアコンなどの消費電力を抑えられ、節電につながります。
電気代がかかる時間帯は外出する
契約している電力会社やプランによって電気単価が異なることに加え、時間帯で単価が変わることもあるので、単価が高いときに外出すれば電気代を節約できます。自身が契約しているプランでは、どの時間帯がどれだけの電気単価なのかを確認しておきましょう。
冷却・保温グッズを使用する
夏や冬は、エアコンなどの冷暖房器具の使用量が増えるので、どうしても電気代が高くなってしまいます。しかし、最近はさまざまな冷却・保温グッズがあり、うまく活用すれば電気代を節約できます。
例えば、夏は冷感インナーを着ることで体感温度を下げることができ、エアコンの設定温度を低くしなくても済みます。一方、冬は保温性の高い毛布やブランケットなどの掛布団の使用により、エアコンの温度を低めに設定しても快適に過ごせるでしょう。
電力消費量をこまめにチェックする
節電意識を高めるためには、どの時間帯にどれだけの電力を消費しているかを知ることが大切です。
近年、どれくらいの電気を消費しているかをリアルタイムで知ることができるシステムとして「HEMS」が注目されています。HEMSでは、パソコンやスマートフォンから簡単に消費電力を確認できます。また、電子機器と連携させることで、家電製品の遠隔操作や自動制御も可能です。